イントラレーシックの手術概要
レーシック(LASIK)は、「角膜の表面をごくわずかに削り、レーザーを照射して屈折異常を矯正する手術」です。レーシック後はピントがきちんと合い、個人差もありますが、裸眼の視力が1.0~2.0まで回復します。

レーシックの特徴のひとつはレーザーを照射する前に、マイクロケラトームという鉋(かんな)のような精密機械を使って角膜の一部を薄くめくることにあります。めくられた部分を「フラップ」と呼びます。
フラップを作成する際には、完全に切り離さずに一部つながった部分を残しておき、レーザー照射後フラップは再び元に戻されます。フラップ作成中、眼球は吸引圧で固定されています。

イントラレーシックでは、フラップ作成時にマイクロケラトームは使用せず、平面ガラスのついたアタッチメントを角膜に吸引固定して、その上からイントラレーザーを照射します。
エッジ面が直角に作られるため、レーシックと比べるとフラップのズレやシワが起こりにくい構造に仕上がります。
- レーシックによるフラップ

- フラップ周囲の切り込みが鋭角な形状になっているため不安定。イントラレーシックと比べると、シワやズレが起こしやすい状態になっている。
- イントラレーシックによるフラップ

- フラップの切り込みが直角なため、マンホールのふたを戻したような状態で安定している。レーシックと比べるとフラップ厚を60μm薄くできる。
レーシックの流れ

①点眼麻酔 ②マイクロケラトームでフラップ作成 ③フラップをめくる
④エキシマレーザー照射・フラップを戻す ⑤抗生剤点眼
イントラレーシックの流れ

①点眼麻酔 ②イントラレーザーでフラップ作成 ③フラップをめくる
④エキシマレーザー照射・フラップを戻す ⑤抗生剤点眼
角膜厚によるレーシックの制限
角膜の厚さは一般的に0.5mm~0.7mmで、フラップの厚さはレーシックでは160μm、イントラレーシックでは100μmまで薄くすることが可能です。フラップ下の部位(角膜ベッド)は250μm以上残さなければならない国際基準があり、この条件をクリアできるかどうかがレーシックの可否を決める要素となります。
角膜厚:500μm 切除厚100μmのケースでは
| - | レーシック | イントラレーシック |
|---|---|---|
| フラップ厚 | 160μm | 100μm |
| 角膜切除厚 | 100μm | 100μm |
| 角膜ベット | 240μm<250μm | 300μm>250μm |
| 手術の可否 | 不可 | 可能 |
上記例はレーシックが不可のケースですが、同じ度数の矯正をした場合イントラレーシックのほうが角膜が60μm厚くなるため、レーシックよりも視力が安定するということです。また、フラップ面にスジが残らないため、夜間もクリアな視力が得られるというのが特徴です。
私の場合、どちらの治療方法も可能でしたが、安定したフラップ面の形成によって、より安定した視力が得られるということで、スーパーイントラレーシックを選択しました。